循環器内科
主に狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心筋症、心不全などの心臓に関わる疾患や、大動脈、肺動脈、末梢動脈などの血管に関わる疾患の治療を行っております。
(血液の流れをリアルタイムに見ることができ、狭心症や心筋梗塞の診断ができる)カテーテル検査・治療、急性期から慢性期まで循環器疾患を全般的に診察いたします。
除脈性不整脈に対する人工ペースメーカー植込み手術も行っており、症例数も多くあります。
当院の特色
- 高齢化農村地域を反映して高齢者(平均75歳)の心臓カテーテル検査や冠動脈形成術が多い。
- 心臓カテーテル検査症例の98%は外来にて左手の動脈から実施しており、運転して帰ることも可能。
- 冠動脈形成術の41%は80歳以上の超高齢者であるが、超高齢者の95%で左手の動脈から施行している。術後直ちに歩行が可能であり、1泊2日で退院している。
- 腎動脈形成術も95%以上の症例で、左手の動脈から実施している。
- 末梢動脈拡張術症例も超高齢者が多く、症例数も多い。
- ペースメーカー植え込み症例数も多く、より生理的なDDDペーシングや右室中隔ペーシングが多い。
- 在宅医療を推進するために、在宅中心静脈栄養法を積極的に導入している。
心臓機能障害
心臓機能障害は、全身に必要な血液を送り出すポンプの役割をはたす心臓の機能が様々な病気により低下してしまう状態です。
●症状
- 心拍出量の低下によって疲れやすい、だるい、動悸がするなどの症状が出ます。
- 末梢に血液が届きにくくなり、手足の指先が冷えます。
- 就寝中体を横にすることで、腎臓への血流が増加し夜間頻尿となる場合があります。
- 肺で血液のうっ滞が起こると血液中の水分が肺にしみ出し息切れしやすくなります。
- 発作性の夜間呼吸困難は、就寝時に突然呼吸困難を起こします。
- 静脈での血液のうっ滞によって血液中の水分が顔や足などの組織にしみ出てむくみを起こします。
●心不全
心臓のポンプ機能が低下することで、全身に必要な血液を送れなくなってしまった状態が心不全です。
心不全は、全身に様々な症状を起こして徐々に悪化し、生命を縮める病気といわれています。
当てはまる症状があれば、お早めにご相談ください。