内科

当院内科は常勤医7名と非常勤医4名、豊富な実績を持つ医師をそろえて診療を行っております。
当科の常勤医はそれぞれ専門分野を持っておりますが、その長年にわたる豊富な経験をもとに、内科全般の疾患を急性期から慢性期、あるいは在宅までと幅広く診療しております。
そして常備している種々の医療機器を駆使し、他科との継ぎ目の無い連携をとりながら、適切な診断および治療を行うように努めております。
また、より高度な医療が必要な患者さんに対しては、速やかに近隣関連大学病院、関連高次機能病院にご紹介しております。
スタッフ一同、常に心のこもった診療を心がけ日々邁進しております。

 

総合内科

内科全般に広い視野を持ち、各専門科の隙間にはまり込みかねない病気の診療に積極的にあたります。
ご高齢の方で複数の病気を抱えた難しい状況であっても、専門科と適宜相談を行いながら、総合的な観点から診療を行います。
様々な疾患を抱えている患者さんや、どの診療科を受診すればよいかわからない患者さんにも不安なく受診していただけるよう、地域の皆さまに開かれた内科を目指し、日々診療にあたっております。

総合内科

 

腎不全、透析療法

腎臓の病気は、内科的疾患と外科的疾患の2つに分類できます。
腎不全、尿路感染やネフローゼ症候群のような内科的腎臓疾患は、薬を使った治療が行われます。進行した腎不全は、透析や腎臓移植のような治療が必要になります。
腎結石、前立腺に関する病気や尿路系の腫瘍などの外科的疾患は泌尿器科 により手術、内視鏡、結石砕石術などの治療を行います。

腎臓病には様々な種類があり、それぞれ原因や進行度が異なりますので、それぞれの原因や進行度にあった治療法を行うことが大切です。
末期腎不全など病気のステージが進行すると、およそ90%以上の腎機能は失われてしまい、血液透析、腹膜透析、腎移植などの治療が必要になります。

《症状について》

腎臓病は初期段階ではほとんど自覚症状がなく、検査してはじめて分かるケースが多いです。
病気が進行して腎臓の働きが低下した状態を腎不全といい、腎不全になると体内の老廃物を尿中にうまく排泄できなくなり血液中に有害な物質が多くなったり、逆に必要な成分が尿中に排泄されたりしてしまいます。

《検査方法について》

腎臓病の種類によっても異なりますが一般的な健康診断で行われる検査も慢性腎臓病の早期発見の手がかりになります。
尿検査・血液検査・画像診断・腎生検などがあります。

 

尿毒症症状

【脳】意識障害、けいれん、不眠、頭痛
【眼】視力障害、眼底出血
【口】尿臭、歯肉出血、味覚異常、金属様の味
【顔】むくみ、黄土色、貧血様
【心臓】心肥大、心不全、心膜炎、動悸、高血圧
【肺】咳、息苦しい、肺水腫、胸水、大きな呼吸になる
【血液】尿素窒素・クレアチニン・カリウム上昇、貧血、酸性になる
【腎臓】尿量減少
【胃腸】食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、潰瘍
【皮膚】皮下出血、むくみ、色素沈着、かゆみ
【末梢神経】感覚異常、イライラ感
【骨】低カルシウム血症、高リン血症、骨病変

 

胃がんリスク検診

胃がんリスク検診(ABC検診)とは、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮の度合いを示すペプシノゲンを測定し、胃がんになりやすい状態かどうかを、A~Dの4群に分類する新しい検診法です。
検診方法は、簡単な採血による血液検査です。
*ABC検診についての申し込み、問い合わせはお電話にてお願いいたします。

 

ABC分類 A群 B群 C群 D群
ピロリ菌
ペプシノゲン値
胃がん危険度
胃の健康度 健康な胃粘膜
胃粘膜萎縮の可能性は非常に低い
少数ながら胃がんの可能性もあり
胃粘膜萎縮がない、または軽い
慢性萎縮性胃炎
胃粘膜萎縮が進んでいる
胃がんの可能性
胃粘膜萎縮が進み過ぎピロリ菌が胃に住めずに退却
その後の管理・対処法 管理対象から除外 必ずピロリ菌除菌
除菌前後に画像検査
ピロリ菌除菌の徹底
定期的に内視鏡検査
毎年の内視鏡検査
年間の胃がん発生頻度 ほぼゼロ 1000人に1人 500人に1人 80人に1人
判定後2次精密検査(間隔) 不要※ 必要(3年以内) 必要(2年以内) 必要(毎年)
ピロリ菌除菌 不要 必要 必要 必要

※自覚症状のある人、また過去5年以内に精密画像検査を受けていない人は必要。

 

対象とならない方
・明らかな上部消化器症状があり、胃や十二指腸の疾患が強く疑われる方、または治療中の方
・胃切除後、ピロリ菌除菌後の方
・腎不全(目安:クレアチニン値が3mg/dl以上)の方
検診費用
・税込4,180円(全額自己負担)
判定結果
・2週間以内に郵送します。受診の必要はありません。
・判定結果について相談したい場合、または内視鏡による胃がん検診を希望の方はお電話にて消化器内科を受診予約の上、郵送された検診結果と保険証を持って受診してください。

胃がんリスク検診

 

成人の予防接種

当院では成人の予防接種も行っております。
インフルエンザ麻疹(はしか)風疹おたふくかぜ水痘日本脳炎肺炎球菌A型肝炎B型肝炎 など。
インフルエンザや肺炎球菌ワクチンは年齢制限はありますが一部公費を使って受けることが可能です。
大人にも必要な予防接種がありますので、予防接種に関する正しい知識を身につけて、自分自身の健康、そして周囲の人たちの健康を考え、必要な予防接種を受けるようにしましょう。

成人の予防接種

 

  ドクター紹介